2020/10/19
【フェイスシールドの利点って?】マスクに変わる新たなパートナーを紹介
新型コロナウイルス感染症の流行以降、社会ではさまざまな感染防止対策を求められるようになりました。特にマスクは、企業や学校、公共交通機関でもルールとして着用が求められているのを目にします。
マスク着用は、個人ができる対策として一番取り組みやすい方法です。一方で、季節や環境によっては従来のマスクを着用するのが困難なケースも生じています。
そこで注目されているのが、「フェイスシールド」や「マウスシールド」です。マスクに比べ、少しオーバーな印象を受けますが、フェイスシールドにはどのような良さがあるのでしょうか。使用上のメリットや実際にどのような業界で使用されているかなどについてもご紹介します。
目次
製造業から接客業まで。シーンに合わせたフェイスシールド活用術
フェイスシールドが活用されている職業と導入のメリット
今まで感染症の予防には、布製や不織布のマスクが一般的でした。しかし、今回の新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけとしてフェイスシールドを使用する人や、導入する企業が少しずつ増えています。
顔の半分を覆ってしまうマスクに比べ、フェイスシールドは布が肌に触れることなく風通しも確保しながら、顔の広範囲を覆った飛沫感染対策ができるため、夏場の熱中症対策に重宝されています。業種によっては、マスクとフェイスシールドを併用することで、より万全の感染対策を取ることも少なくありません。
フェイスシールドが特に活用されているのは、建設業や製造業といった、暑い屋外や工場内など「作業場の気温が高くなり、マスクでは呼吸が苦しい」業種。他には、至近距離での会話が生じる接客業、学校や学習塾などでも、「相手の表情が見える」という理由で導入されています。
また、フェイスシールドには「繰り返し使用できる」というマスクにはないメリットも。シールド部分は透明な樹脂製であるため、水洗いやアルコール除菌を行うことで、何度も使用できるのでとても経済的です。
「笑顔の見えるマスク」その特性を生かし、業務に導入する一般企業も
フェイスシールドは透明度の高いプラスチックを使用しているため、視界も良好で表情もはっきりと読み取ることができます。そのため、「笑顔が見えるマスク」とも呼ばれており、コミュニケーションを円滑に行うためにもおすすめのアイテムです。
夏以降では、一部の職種だけに限らず、フェイスシールドの利用が広がりつつあります。たとえば撮影が再開したテレビ業界では、出演者同士の距離が近い番組や、街中での収録などでフェイスシールドを着用したタレントさんを目にした方も多いのではないでしょうか? これも「人の顔や、表情が見える」フェイスシールドの特性を生かした使用例のひとつです。
アイグッズでも、業務をリモートワーク中心に切り替える以前は、社内でのミーティングや検品作業を行うにあたって、フェイスシールドを活用していました。また、採用活動でフェイスシールドを導入していたことも。
採用活動においては、面接を受ける学生だけでなく面接担当者もフェイスシールドを着用することで、双方の表情がクリアに見え、普段と近い形でコミュニケーションを取ることができるのが、採用面接において大きなメリットになりました(※)。
※ 現在、弊社の採用活動はオンラインを中心に移行しています。
一般企業であっても、複数人での軽作業が必要な場面や採用活動など、対面が求められる場面ではフェイスシールドのメリットが生かせるのではないでしょうか。「ウィズコロナ」期の新たな生活様式やビジネスシーンにぜひ、導入を検討してみてください。
より小型で通気性に優れる「マウスシールド」にも注目
フェイスシールドの広まりと同時に注目を集めるようになったのが、口元のみをアクリル板で覆う構造の「マウスシールド」です。
その特徴は、顔のほとんどを覆うフェイスシールドに対して、よりコンパクトで、通気性に優れていること。フェイスシールド同様に屋外作業が必要となる建設業や製造業、接客業で導入されるだけでなく、フェイスシールドのように大掛かりなグッズでないことから、日常的にマウスシールドを着用している人もいるようです。
コロナ期の新たな手段として導入をご検討いただく機会も増えているのではないでしょうか。
フェイスシールド導入で社内の課題を解決できるかもしれない
新型コロナウイルスの状況は日々変わり続けているため、企業もさまざまな変化を求められていると思います。そのような状況で発生した問題を、フェイスシールドを活用することで解決できるかもしれません。自社の状況・課題感に合った対策グッズを導入して、ウィズコロナ期を少しでも快適に過ごしていただければ幸いです。
(文=ユウミ ハイフィールド/編集=ノオト)
31