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【人事担当者直撃インタビュー】コロナ禍での中途/新卒の採用活動と今後の展望

【人事担当者直撃インタビュー】コロナ禍での中途/新卒の採用活動と今後の展望

2021年の採用活動は、感染症拡大による影響で、多くの企業がオンラインでの開催を強いられることとなりました。事例がない中で新しい採用方法を考えるなど人事にとって変化が激しい一年になったことでしょう。

コロナ禍で一気にオンライン採用が定着した今、オンライン・リアルどちらでも実施できるように対策することで、さらに採用の幅を広げることができそうです。

今回の記事では、採用担当へのインタビューを実施。コロナ禍の変わりゆく採用現場の状況・課題・具体的な対応策についてご紹介します。

(本記事は2021年11月11日に執筆したものです。)

コロナ禍での採用活動2つの注意点とは

具体的な事例を見る前に、まずは新型コロナウイルスによって採用市場はどのような影響を受けたのか見てみましょう。

売り手市場から買い手市場に転換した

これまで、売り手市場で学生有利と言われてきた就職活動ですが、長期化する新型コロナウイルスの影響により、売り手市場から買い手市場に転換しています。

(出典:過去40年間の日本全国有効求人倍率推移グラフ|総務省 統計局)

総務省統計局のデータによると、2020年の有効求人倍率は1.18と、5年前に比べて0.43減少しています。リーマンショックやバブル崩壊までの低迷はないものの、実際に求人倍率が業界全体的に低迷しており売り手市場から買い手市場に転換しました。

10年後には1,047万人の人手不足が予想される

コロナ禍の影響で現在は買い手市場になっていますが、危機が終わったあとはかつてない人手不足になる可能性があります。もともと人手不足の影響もあり、2030年には1047万人もの人手不足になるといわれています。

これまでは売り手市場の戦略として求人応募者の確保が重要でしたが、買い手市場では応募が増え、選考の手間が増えることも考えて、より適切なメッセージを発信し応募者の質を上げミスマッチを防ぐことも重要になってきます。

またコロナ禍で社会情勢や業績が見通しにくくなっていますが、今後人材不足の時代が来るので、今採用活動を絞りすぎず必要な人材はしっかり採用していくべきです。

これまで企業は売り手市場の中で、さまざまな戦略を打ち出してきましたが、コロナ禍の買い手市場という新しい状況にも対応できる戦略をいち早く打ち出せるかどうかで採用の成否がかかってくることでしょう。

今回は、コロタツ編集部が自社であるアイグッズ株式会社採用担当そして、採用活動に力を入れている株式会社リスティングプラスの採用担当へインタビュー。コロナ禍の採用活動について、具体的な事例・現場の声を聞きました。

【直撃インタビュー】コロナ禍での採用活動は?

オンラインでも社風を伝える。選考方法の適正化とオンラインに特化した環境づくり

企業名:アイグッズ株式会社(コロタツ運営元)
業界情報:商社(フルオーダーグッズ企画生産事業・メーカー事業・メディア事業)

※アイグッズでは現在基本的に中途採用は実施しておらず、新卒採用を中心に行っています。

<コロナ禍での採用活動の状況>

コロナ禍での対策時期
オンライン説明会導入2020年4月
動画選考開始2020年4月
オンラインインターンシップ導入2021年2月

採用に半年以上かかっても学生と向き合う

Q.マイナビ主催の『第4回インターンシップアワード2021』を入賞するなど、採用に力を入れられているということだと思いますが、特に意識していることや、注力していることはありますか?

採用担当

一言に集約するとすれば、「向き合う」ということを大切にしています。弊社の採用活動のゴールは、人を採用して終わりではなく求める人物像の方に入社いただいて、実際にご活躍していただき本人の人生が幸せになることがゴールだと考えています。

これをゴールとしているからこそ、その学生さんの表部分だけに目を向けて、妥協して採用することは絶対にしません。採用はその人の本質を見ることができる内容を実施しています。

最長半年以上採用までにかかる学生さんもいるのですが、その人の本質を見ることができるか、本当にマッチしていると確信できるのかというところまでとことん向き合って採用活動を行っていくことを大事にしています。

アイグッズ採用フロー:

※採用フローは年によって異なります。

異例の3日間オンラインインターンシップ

Q.コロナ禍での新卒採用の状況を教えてください。

採用担当

エントリーは過去最大の約5,000名を達成。そのうち説明会に参加してくださった方は1,600名です。就活サイト「ONE CAREER」では説明会に参加された学生から満足度、星5つ中4.2をいただくことができました。

Q. オンラインでも対面でも面接を実施されているかと思いますが、どのように選考の対応をしていますか?

採用担当

オンラインと対面でそれぞれのいいところを活かして使い分けるように工夫しています。選考の内容としては、最初にオンライン説明会で会社も知ってもらい、弊社をいいなと思った学生さんには動画を出してもらいます。動画の内容は自分の考え方や価値観などをプレゼンテーションする動画です。

動画の選考で合格を出させていただいた方はオンラインで3時間インターンシップのようなワーク体験を行ってもらいます。更にそこで合格した方は3日間のオンラインインターンシップを行い、その後2日間の対面インターンシップを行います。

3日間のオンラインインターンシップではミッションが4つありまして、会社に対してのプレゼンテーション、商品の企画、営業のロープレ、最後は自分についてのプレゼンテーションを行い仕事の価値を体験していただいています。

このインターンシップについて、コロナ禍前は対面で実施していました。グッズの会社なので、社内にあるグッズを活用しながら、先輩社員が1グループに1名ついて、コミュニケーション活発にみっちりワークを行なっていました。当初、これらのワークをオンライン環境で実現することは難しいという意見もありました。

しかし、採用チームでの綿密なリハーサル、ブレイクアウトルームの活用、オンライン上での学生さんへの資料共有などをうまく用いて、かなり効率的に運用ができています。

オンラインだからこそ、学生さんの行動・反応が1画面でしっかり把握でき、かつうまく場面設定を切り替えながらワークができているので、最近はオンラインだからこその利点も感じるようになってきました。

採用活動のオンラインへの移行を機に、今まで紙やアナログで管理していた学生さんの情報やワークの資料も全てデジタル化。結果として、社内や学生さんへの情報や資料共有がスムーズになった気がします。

実施方法は柔軟に変更させつつも、ワーク内容・レベルは変えない。仕事を通してその人の人柄や得意不得意を知ることで、学生さんが弊社に入り、幸せになっていただけるのか、リスクはあるのか事前に分かるのかなと考えています。

そこから1対1の面談が2回ほど行われ、最後は代表との面談が行われます。お互いが納得するまで別途入社体験や課題を出すこともあります。

社員のドキュメンタリー動画で魅力を伝える

Q.オンラインで採用面接をしていると思いますが、どのような点に気を付けていますか?また、どのような点にやりにくさがありますか?

採用担当

採用活動の中では「魅了するフェーズ」と、「判断をするフェーズ」、「不安を払拭するフェーズ」と大きく3つに分けているのですが、一番会社の良さを知ってほしい「魅了のフェーズ」がオンライン採用では難しかったです。

特に弊社は、社風や人の良さが魅力のポイントなのに学生さんと会うことができず、オンラインの画面上で何を伝えたら会社の「大事にしている思い」や「雰囲気」知ってもらえるのか悩みました。

結果としてドキュメンタリー動画を制作し、会社の「大事にしている思い」や「雰囲気」などがわかるように対策をしました。

他にも説明会ではライブ配信風に社内オフィスを紹介したり、インターン中に毎日日報の返信をして関わりを増やしたり、社長が学生さんのもとへ直接訪問したりと、学生さんに会社の雰囲気・価値観が伝わるような工夫をしました。

対面インターンシップでは安心して参加できるよう感染対策を徹底

Q.採用活動で現在行なっているコロナ対策を教えてください。

採用担当

対面で面談、ワーク体験をするときは感染対策を徹底しております。体温の記録、アルコール消毒を行い入室、会場はアクリルパーティションを設置、コロナ感染対策キット(アルコールボトル2本・ペン型アルコール2本・不織布マスク2枚・ウェットティッシュ)の配布を行い感染の対策をしています。

感染対策キットは、一人につき1セット配布(プレゼント)することで、学生さんが自主的に、気がついた時に除菌をしてくださっています。

また、お昼休憩の時間は飛沫感染しないように黙食タイムを設けています。せっかくの学生さん同士の交流の機会ではあるのですが、すべての学生さんに安心してインターンシップに参加していただけるように黙食を徹底。学生さんも快く協力してくださっています。
加えて、室内には空気清浄機を設置し、大体2時間ごとで除菌タイムを作っています。

Zoomで社員との対話を促進し選考に進む学生が増加

Q.対面と違い物理的にも距離のあるオンライン面接だからこそ行っている学生へのフォローなどありますか?

採用担当

1回の説明会には約100名参加していただくのですが、多くの社員と話してほしいと考えており、ZOOMのブレイクアウトルームで分けて社員と質疑応答など行いました。より多くの社員を知っていただくことで次の選考に進んでくれる学生さんの割合が増えました。

また、弊社は2021年7月に本社が移転されました。新オフィス施工にあたっては、より快適な説明会・インターンを学生さんへお届けできるように、オンライン環境を整えるという点を重視しました。ZOOM用の防音個室を計15部屋(個別:11部屋、2名用:4部屋)完備。モニターやコードレス充電器、肌がきれいに見えるライティングなどが設置されています。

他、社内にはグリーンバックの背景スペースもあり、快適なオンライン環境が整えられています。

2022年以降はオンラインでも対面でも採用活動をしていきたい

Q. 今後も流動的と予想される採用活動のスタイルに対して意気込みやコメントがあればお願いします。

採用担当

今後も感染状況に合わせて、オンラインと対面を使い分けながら柔軟に対応していく予定です。環境は変化しても、採用で見るポイントや内容は大きく変えずオンラインでも対面でも、学生さんが望む選択ができるように学生さんに向き合っていきたいと考えています。

学生さんも「まぁここでいいかな」と妥協して会社選びをしないように、ここで働きたいと心から思える状態を作っていきます。

コロナ禍に新卒エントリー数を8倍 へ飛躍、SNSも活用した採用活用

企業名:株式会社リスティングプラス
業界情報:WEB広告業界

<コロナ禍での採用活動の状況>

コロナ禍での対策時期
オンライン説明会導入2020年4月
リモートワーク制度開始2020年6月
SNS採用活動開始2020年11月

コロナ禍でWeb業界を希望する人は増加した

Q.コロナ禍で新卒11名を採用。新卒採用に力を入れられているということだと思いますが、特に意識していることや、注力していることはありますか?

採用担当

弊社はコロナ禍でも売上が落ちなかったため、採用人数を変えませんでした。
コロナ禍だから大幅に変更しようとか、何かガラッと変えなきゃいけないということではなく、今までの採用で大事にしていたことを引き続き行うことを意識していました。

Q.コロナ禍での新卒採用中途採用の状況を教えてください。

採用担当

2020年の新卒エントリー数は200や300を前後していましたが、2021年に関しては約2400のエントリーを集めることができました。その中で11名採用しました。

中途採用は目標エントリー数が半年間で500エントリー。Web業界は2020年のコロナウイルスによる感染症流行時からエントリーが比較的集まりやすくなったと感じております。

コロナにより影響があった業界をはじめとして企業縮小や事業ストップなどが起こり、解雇になってしまった方や、現職の事業への将来的な不安を抱えた方が多くいたと思います。そんな中、業界的に成長しているWeb業界へ転職しようと考える人が増えたのかなと感じました。そういう方はWeb業界にくる人が多かったですね。

説明会をオンライン化、SNSも活用して情報発信

Q.採用活動で現在行なっているコロナ対策を教えてください。

採用担当

今まで対面で一次面接から最終面接含めて全ておこなっていたのですが、2020年4月以降、一次面接の新卒説明会は全てオンラインで実施しました。対面だった場合は体温を会社で測ってもらって問題なければ、マスク着用必須で面接を行いました。

これまでは対面で実施したほうがお互いのことを理解できると考えていましたが、他の企業さんもオンラインで説明会をする企業が増えて、ZOOMで説明会を開催することにしました。求職者さんもオンラインで会社のことを知ろうという雰囲気があったので今後もオンラインと対面のどちらも対策できるといいなと考えております。

他にも会社の情報がわかるようTwitterLIVEとインスタLIVEで会社の情報を発信しており、SNSを見て説明会に来てくれた求職者さんも増えました。

オンラインだからこそ応募者の「素」を見られたメリットも

Q.オンラインで採用面接をしていると思いますが、どのような点に気を付けていますか?また、どのような点にやりにくさがありますか?

採用担当

初めてオンライン説明会を実施したときは、画面越しのため相手の反応が以前よりも見えずらく、話が届いているか不安に思ったのですが、一方的にならないように呼びかけやZOOMのチャットを使って双方のコミュニケーションがとれるように対策しました。

返信の速さや丁寧な対応で関係性を築くことが重要

Q.一度も対面で会わずに採用を決めることはありますか?また、その場合、入社後に問題が起きたことはありませんか?

採用担当

対面で会わずに採用を決めたことはないですが、もし決める場合は、オンライン上で会社の様子を見せて相違がないように気をつけます。オンラインでしか会えないのであればコミュニケーションをいつも以上に取り、会社のことをより細かく説明します。

入社後リモート勤務をしている方は、プラーリというツールを繋げておくことでオンラインでもコミュニケーションが取りやすくなりました。

Q.対面と違い物理的にも距離のあるオンライン面接だからこそ行っている学生へのフォローなどありますか?

採用担当

いつも以上にスピーディーに対応返信することを心がけています。やはり1回も会ったことないと信頼度的には低いので返信の速さやより丁寧な対応を意識していました。

今後はオンラインとオフラインを組み合わせて人材を確保していく

Q.今後も流動的と予想される採用活動のスタイルに対して意気込みやコメントがあればお願いします。

採用担当

オンライン面接や説明会などオンラインでできるところはそちらに寄せて感染の心配がないように実施したいです。しかしただオンラインで開催しているだけだと他の競合さんにも負けてしまうので、その中でもZOOMでブレイクアウトルーム使って交流など工夫はしていきたいなと考えています。

イベントも現在はオンラインイベントの方が多いですが、新卒の方でもオフラインで行きたいという声もよく聞くので、リアルイベントも積極的にやってきたいなと計画しています。今後はオンラインも対面での採用活動を参加者に合わせて両方選べるようにしたいですね。

今後はオンラインと対面でさらに採用の幅を広げることができる

社会・ライフスタイルにおける三密回避における変化の対応策として、オンライン化された採用活動が一般化されることでしょう。

オンラインを導入することで、「時間」「場所」「コスト」の3つの制約が軽減されました。特に「時間」「場所」の制約が軽減されたことで学生との接点が持ちやすくなりました。そのことから、『2021年卒よりも学生と会いやすい』と感じられている企業も多いと考えられます。

デメリットとしては、対面ではないため学生の反応や印象を感じづらく、職場の雰囲気など感情に訴えかけることが難しくなったと声が上がっているので、オンラインと対面をうまく使い分けることで採用の幅を広げることができます。

対面で採用活動を行う場合は感染対策を徹底

対面で採用活動を行う場合は、未だ感染対策の徹底が必要不可欠です。以下の対策方法を参考にしてみてください。

アクリル板の設置

飛沫感染を予防するためにアクリル板を設置することが推奨されます。飛沫防止パーテーションの素材やサイズ、設置箇所や設置の仕方などは企業によって異なるのでそれぞれの会社にあったパーテーションを選ぶ必要があります。採用イベントでは、会話やものの受け渡しがあると想定されるため、窓(開口部分)のあるパーテーションもおすすめです。

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マスクの着用

マスクは正しく装着しなければ十分な効果が期待できないとされています。マスク着用を呼びかけるだけでなく、上下や裏表をきちんと確認して、顔にしっかりフィットさせて着用できているか、呼びかけることも大切です。

新型コロナウイルスによる感染症はいまだに続いていますが、マスクを正しく装着して感染しにくい環境を作りましょう。

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コロナ禍においても笑顔は自粛しない!
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まとめ

新型コロナウイルスの流行を受けた採用活動の状況や企業の具体的な事例の紹介をしました。
2022年以降はオンライン・対面をうまく使い分け、企業・学生の双方にとって、ベストな採用活動をおこなうことが大事になってきます。対面で面接を行う際は感染対策の徹底は忘れないようにしましょう。

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よくある質問Q&A

よくある質問

CAUTION

弊社の製品は感染(侵入)を完全に防ぐものではありません。
コロナウイルス感染症を避けるための「3密を避ける」「ソーシャルディスタンスの確保」など、厚生労働省の指針を意識の上で、状況によってプラスアルファーの道具として弊社製品を所属団体内でご活用ください。

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