2023.03.28 公開
目次
アルコールチェッカーはアルコール成分を検知するための機器です。そのため、アルコール成分が含まれた除菌スプレーや除菌シートの使用は除菌・殺菌には効果的ですが、誤検知を起こす原因となるためオススメできません。
やむを得ずアルコール液を使用する場合には、センサーにアルコールが直接かからないようにセンサーキャップを閉めます。アルコールは直接吹きかけず、布などに染み込ませて本体を拭き、完全に揮発させてから測定しましょう。
では、アルコールチェッカーはどのように手入れをすれば良いのでしょうか。
汚れについては、水で湿らせ固く絞ったやわらかい布等で拭きあげます。
マウスピースタイプの場合、マウスピースは中性洗剤やアルコール・次亜塩素酸水で手入れが可能です。消毒後は水で洗い流し、十分乾かしてから使用するようにしましょう。
製品をアルコール消毒していないのに、環境や測定方法によって、アルコールの影響を受ける可能性もあります。
手指をアルコール除菌した直後はアルコールチェックを行わないことを推奨します。手指を消毒した際には、十分に乾燥させる・石鹸で手洗いしてから測定するようにしましょう。とくにジェルタイプはアルコールが完全に乾燥するまでに時間を要しますので、注意が必要です。
手指の消毒をする際には、アルコールチェッカーと異なる部屋、もしくはできるだけ離れた場所で行いましょう。
測定場所の近くに除菌剤を置いておくと、アルコール成分が空気中を浮遊し、誤検知を起こしやすくなったり、数値がゼロに戻りにくくなる可能性があります。アルコールが漂う環境に製品を保管しないようにしましょう。
アルコールを誤検知した場合の対処方法
まずは換気しましょう。時間をおいて「風通しの良い環境」で再チェック。センサーにアルコールが付着してしまった場合にも、センサーからアルコール成分を揮発させるため、一度風通しの良い環境に置き、アルコールを蒸散させるようにしましょう。
検査前の飲食・喫煙が影響する場合もあります。アルコールはもちろんですが、微量のアルコールを含んだチョコレートや栄養ドリンクなどでもアルコールを検知する可能性があります。口腔ケア製品を使用した場合にも、検知する場合があるので、注意しましょう。
感染症の影響により複数人でアルコールチェッカーを使い回すことに不安を感じているお客様も多くいらっしゃいます。その場合は、以下の2つの方法を検討されることが多いです。
直接息を吹きかけるタイプだと、検知器全体に息がかかってしまうため、除菌が難しいことも多くあります。その点、マウスピースタイプであれば、その都度取り替えたり、手入れがしやすいので、オススメです。
複数人で使い回すことによる感染症が心配であれば、1人1台アルコールチェッカーを保有することをおすすめします。1つの機器を複数人で使い回して毎日消毒するよりも、個人専用のアルコールチェッカーを保有した方が効率がいいかもしれません(もちろんその場合にも、日々の手入れは重要)。
最後に手入れ方法をまとめます。アルコール検知器の汚れは、水で湿らせ固く絞ったやわらかい布等で拭きあげることを推奨しています。もし、本体やセンサー部分に消毒液がかかってしまった場合には、十分に揮発させてから電源を入れるようにしましょう。マウスピースは、中性洗剤やアルコールや次亜塩素酸水等での定期的なお手入れがオススメです。
アルコールチェッカーは日々正常に作動するよう手入れを行い、正しいアルコール測定を徹底していきましょう。