お知らせ
2023.06.27 UP
【出張レポート】品質管理と生地収集のため、2ヶ月連続で中国へ訪問しました
オリジナルグッズを企画製造するアイグッズ株式会社(本社:東京都渋谷区)は、2023年4・5月に品質管理と生地収集のため、主製造地である中国へ訪問しました。
当社ではお客様の品質を担保するべく、企画営業を行うグッズディレクターが不定期で海外工場を訪問し、製造・検品チェックを実施。さらにものづくりの幅を広げるべく生地市場へ訪れ、最新の生地を日本へ持ち帰ります。今回は出張の様子を取り上げ、現地を詳しくレポートします。
生産工場・検品所にて 直接目で見て細かな品質チェックを実施
当社では品質を重視するお客様のため、グッズディレクターが直接中国工場を訪れて目視による確認を不定期で行っています。具体的なチェック項目は、色ブレの有無や縫製生地のサイズ確認、印刷の欠けなど多岐に渡り、細部に至るまで徹底的にチェックします。
今回はとくにサンプルと量産予定の印刷の色が一致しているかを確認し、継続的に報告するよう現地スタッフへ指示を行いました。
当社では品質管理に加えて環境管理にも注力しています。環境管理では、ミシンを清潔に保つべく定期的な清掃を実施し、工員の衣服に付着した細かな糸くずや埃などをブロワーにて除去。さらに、あらためて生産に関わるすべてのスタッフに帽子の着用・毛の混入防止を徹底するように呼びかけ。工場内を清潔に保つためにも1日に3回は必ず掃除を行う旨をスタッフと再確認しました。
また、糸切りバサミが製品生産途中に混入することがないよう、ハサミと机を紐で繋いでいるかを確認します。品質管理は製品の品質だけでなく、作業環境の清潔さや安全性を確保することも重要です。これらの確認を徹底することでよりよい作業環境を実現し、安心安全な製品を届けています。
東京ドーム約7個分の広さを誇る 広州の巨大市場にて最新生地を収集
品質管理が終了した後には、お客様の生地選びの選択肢を広げるため、広州の巨大生地市場を訪問。市場には大量の生地店が所狭しと並び、すべて回るには数日間必要と言われるほどです。各店内には「スワッチ」と呼ばれる生地見本が豊富に展示されており、当社のグッズディレクターが進行中の案件にふさわしい生地を数多く収集しました。
今回はお客様からご要望のあった煌びやかな合皮やコットンを調達。新しく得た生地はすぐに日本に持ち帰り、進行案件のサンプルへ使用します。また、生地以外にもフリンジやファスナーといった金具も豊富に収集できました。
「百聞は一見にしかず」自らの足で現地に出向くからこそ、細かなコントロールが可能
このように直接生産工場に出向くことで、発見した不良をその場で指示し改善点を伝え、素早く対策をとることが可能です。また現地で指示するだけでなく、日本へ帰国後には再度注意点を整理した基準書を工場へ発送します。これにより、多くのスタッフに明確な指示が行き渡り、品質管理の強化につながるのです。今回は、ボタンの位置を示す印の削除や下糸の処理の仕方を細かく指示。また縫い目のピッチをその場でスタッフと調整し素早く改善できました。
生地市場においても、とくに新しいとされているエコ素材の現状を調査し、どういった部分がエコなのか・形状など物性は担保されるのか等を現地スタッフとすり合わせ、その場でしか得られない情報を豊富に収集しまし
当社は中間業者が入っていないからこそ、今回のように社員自ら現地に足を運び、生産工場の品質管理や環境確認、部材の調達を実現可能にしています。
今後も当社の強みを生かして、お客様の理想のものづくりを実現します。